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論文の要約とかをざっとフォローするみたいな作業を最近あまりしていなかったので気になったあたりをl'annee philologiqueから眺める.

Gaerner, J.F.(2014), `Law and Roman Comedy', in The Oxford Handbook of Greek and Roman Comedy, 615-633.

ギリシアの法律の翻案とプラウトゥスやテレンティウスにおける法律用語の用い方に着目.

Karakasis, E.(2003), `Legal language in Plautus with special reference to «Trinummus»', Mnemosyne Ser. 4 56(2): 194-209.

プラウトゥス『三文銭』(Trinummus)に特に焦点を当てて,詩人が当時の法律用語や実践を自らの喜劇の目的に合わせてどう用いているかを考察する.婚姻解消に関する言及を検討した後,mandatum, sponsio, dosというこの劇の中心になる3つの法的問題を取り上げる.

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Gaertnerの論文は19世紀以来なされてきた研究を手短に見た後,プラウトゥス,テレンティウス,その他の喜劇断片についてもとになった劇にあるギリシアの法制の受容,ローマ喜劇詩人らの扱っている法的な内容・言語について概観するもの.

Trinummusについては,Green, W.M.(1929), `Greek and Roman Law in the Trinummus of Plautus', CPh 24: 183-192というのもあるようだ.

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Ariadna

古典という迷宮の誰が辿るとも知れぬ糸
Niceratus Kiotensisが学術,とくに西洋古典文献学関係のメモとか書誌情報とかを細々と記録したりするためのおひとり様インスタンスです……が,卒鳥への動きに伴いもっと自由な運用になってきています.このインスタンスについてもっと詳しく.