Follow

当日の質疑の要点:
(Q1)exstillatとin astraの動作方向の関係について
(Q2)ペルセウスの誕生譚との関連
(Q3)オウィディウス『変身物語』との関係
(Q4)exstillatと「結果のin」の相性

(A1)従来の解釈はin astraを物理的な方向と考えたためexstillatに通常とは逆の「下から上へ」の運動を認めることになった.in+acc.を結果と捉えるとその必要はなくなる.
(A2)ゼウスが黄金の雨と化してダナエーと交わり生まれたペルセウス誕生のイメージとの関わりは念頭になかったが,詩的効果という点では意識されている可能性はある.
(A3)この箇所でマーニーリウスの参照先の一つがオウィディウスであるのは間違いない(cf. Flores, E.(1966), Contributi di filologia maniliana, Napoli).語彙表現面でどのくらい類似ないし相違があるかはなお検討を要する.
(A4)文法書への指示はしたがコロケーションとして妥当か問う余地はある.Man.内なら専用辞典があるので近い例を調べるのは不可能ではなさそう.

Sign in to participate in the conversation
Ariadna

古典という迷宮の誰が辿るとも知れぬ糸
Niceratus Kiotensisが学術,とくに西洋古典文献学関係のメモとか書誌情報とかを細々と記録したりするためのおひとり様インスタンスです……が,卒鳥への動きに伴いもっと自由な運用になってきています.このインスタンスについてもっと詳しく.