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プリーニウスが『博物誌』第3巻で地上の民族・国々の描写に入り,イタリアとローマの偉大さ・卓越性に話が及んだ際,宇宙と天空について書いた前の巻(第2巻)を引き合いに出しているのは興味深い.

nimirum id, quod in caeli mentione fecimus, hac quoque in parte faciendum est, ut notas quasdam et pauca sidera attingamus. legentes tantum quaeso meminerint ad singula toto orbe edissertanda festinari. (Plin. NH 3.42)
当然のことながら,天空についての言及で行ったことを,この個所でも行わなくてはいけない,つまりいくらかの印とわずかの星々にのみ触れるということだ.読者諸氏にはただ,全世界の細目を詳述するために急いでいるのだということをご記憶いただきたい.

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Ariadna

古典という迷宮の誰が辿るとも知れぬ糸
Niceratus Kiotensisが学術,とくに西洋古典文献学関係のメモとか書誌情報とかを細々と記録したりするためのおひとり様インスタンスです……が,卒鳥への動きに伴いもっと自由な運用になってきています.このインスタンスについてもっと詳しく.