Niceratus Kiotensis
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Schorsch, F.(2011), Das commentum Monacense zu den Komödien des Terenz: eine Erstedition des Kommentars zu "Andria", "Heautontimorumenos" und "Phormio", Tübingen, Narr.

中世におけるテレンティウス註釈としてはまず,9世紀中頃にフランスで(少なくともその一部が)作られたCommentum Brunsianumと呼ばれるものがある.もっともそこに含まれる説明は不正確・不可解な内容も多く,古典作品そのものの理解に資するというよりは中世におけるその需要に目を向けた場合に有用となるもの.
これに少し遅れて作られたのがミュンヘン写本註解(Commentum Monacense)で,これは全体的な趣旨・傾向としては前者と同様ではあるが,その作者の学識水準は一層高く,当時としては珍しいことにギリシア語の知識をも持ち合わせていたようである.
このミュンヘン写本註解(の一部)のはじめての印刷校訂版(editio princeps).

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Ariadna

古典という迷宮の誰が辿るとも知れぬ糸
Niceratus Kiotensisが学術,とくに西洋古典文献学関係のメモとか書誌情報とかを細々と記録したりするためのおひとり様インスタンスです……が,卒鳥への動きに伴いもっと自由な運用になってきています.このインスタンスについてもっと詳しく.