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分散型SNSというMastodonの思想がいいなっと思えるのは自分が学生時代にシュティルナーの『唯一者とその所有』を読んでいたのとかもあるかもしれない.
|Mastodon が普及しつつあるけど、元 GNU Social 勢として思うこともありまして - 何とは言わない天然水飲みたさ blog.cardina1.red/2017/12/15/c

一応v2.1.0にアップデートしました

けものフレンズ Advent Calendar 2017 (adventar.org/calendars/2115 )16日目の記事でした.
【けものフレンズ】「ギンギツネ(Xmas ver.)」 pawoo.net/media/jmahn4pv64FEqu pawoo.net/media/V-ICDHs8sbS2-W

アルド・マヌーツィオの『ネアカデーミアー会則』をWilsonのもので読んでいて幾つか疑問を感じたのでヴァチカン図書館のインキュナブラから起こしてみたというやつです(突貫工事)
stromateis.info/zib/neacademia

West, M. L.(1973), Textual Criticism and Editorial Technique, Stuttgart, B.G.Teubner.

ホメーロスやアイスキュロスの校訂を始め多くの優れた仕事で知られる古典文献学者M. L. West (1937-2015)が本文批判についてまとめた書.150頁程度とコンパクトながら本文批判や校訂テクストについての基本的な考え方を知るための最初の一冊として優れる.
全体は,テクスト伝承の性質や「校合 recension」にあたっての問題,異読の判断や「修正 emendation」といった事柄について述べられる第1部,実際に校訂本文を作っていくにあたっての編集上要求される知識や技術が整理される第2部,具体的な古典テクスト(ギリシア語・ラテン語,韻文・散文から採られる)を挙げ,編者の目としてそれをどのように判断していくかという実践例が示される第3部という構成になっている.

Schiesaro, A.(1994), 'The Palingenesis of De rerum natura', Proceedings of the Cembridge Philological Society 40: 81-107.

『事物の本性について』のplot(筋書,企図)に焦点を当ててこれを明らかにすることを試みる論文.

字母の反復に関してFriedländerの研究などを踏まえつつ,字母の集積としての詩がアトムの組み合わさった総体としての世界のmicrocosmになっているという指摘にまで議論を進める.

その上でこの詩全体における生から死への推移(1巻冒頭のウェヌス讃歌から6巻末尾の疫病と死)を取り上げ,単に生から死へという一方的な動きにだけ着目してpessimisticな解釈をするのではなくその中にある反復・再生のモチーフを分析していく.

非常に面白い論文なのだけれども,イントロで展開される話が少し捉えづらく感じた(こちらの勉強不足の可能性大)ので,躓いたら先に具体的な分析を追っていくのが良いかもしれない.

5月ぐらいに好奇心から立てたこのおひとりさまインスタンスは,学術系の情報は広告の入らない媒体でやりたいというのとかtwitterは人文系の治安がアレというのとかもあって割としっくりきてるので,何かヘマをしてデータを飛ばすとかサーバ代も払えないくらい困窮するとかしない限りは多分続けていくと思います.

アドベントカレンダー Mastodon Advent Calendar 13日目 書きました~
kurage.cc/advent2017/

テレンティウス『宦官』
テクスト:Kauer, E., Lindsay W. M.(eds.), P. Terenti Afri Comoediae, Oxonii 1926(2nd ed.)

前口上(Prologus)

West, D.(1969), Imagery and Poetry of Lucretius, University Press Edinburgh.

エピクーロスの教えを伝え,迷信的な恐怖の払拭を目指したscientific treatiseである『事物の本性について』(De rerum natura)の詩法,とりわけその比喩表現(imagery)−−著者によるとこれまでの註釈家や翻訳者に十分に理解されてこなかった−−−に焦点を当てたこの作品へのイントロダクション.
ルクレーティウスの詩的技法の全体的な特徴を明らかにすることを目指すため,個別の比喩表現を網羅的に収集したり事細かに分類したりすることはせず,大まかな主題区分(火,光など)に基づいて議論される.

Haupt, M., 'De Lachmanno critico. Rede, gehalten beim Antritt des akademischen Lehramts in Berlin (12. August 1854)', in Neue Jahrb. f. das klass. Altertum, Gesch. und dt. Lit., 14. Jahrg., 27, 1911: 529-538.

ドイツの古典文献学者カール・ラッハマンについて彼の弟子モーリッツ・ハウプトが行なった講演(言語はラテン語).ハウプトのラッハマン観がよく現れていると同時に,後世のラッハマン理解に決定的な影響を及ぼしたと考えられる論考.
[以下,要約・雑感を非公開返信で付けます]

M.L. West校訂の『オデュッセイア』(Odyssea, M.L. West(ed.), Bibliotheca Teubneriana, Walter de Gruyter, 2017)が出ていたので入手しました.Westは2015年に亡くなったので完成を見ることはできなかったのですね.序文の最後にStephanie Westの言葉が付いています. gnosia.info/media/7RTQNmty6Asr

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stromateis.info/ - STROMATEIS から

あとついでに.
ウェルギリウス『農耕詩』4巻338行は今日一般に削除されている.t写本でも問題の行は本文の横に書き足されているのが確認できる. gnosia.info/media/kHC6GkzcOPcu

参考のP写本(digi.vatlib.it/mss/detail/Pal. ).PだけではなくMやRをはじめ多くの写本でそうなっているようである. gnosia.info/media/wRbqnw2vNDHW

ウェルギリウス『農耕詩』4巻347-348行(t = Parisinus lat. 13043; fol.31r; 10世紀頃) Show more

ルクレーティウスが合成語を好んで積極的に用いていることには,ちょうど限られた要素の組み合わせで多様な意味が構成されることから字母をアトムになぞらえるように,既知の単語を組み合わせて新しいものを作り出す面白さに注意を喚起する狙いがあったかもしれない.

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Ariadna

古典という迷宮の誰が辿るとも知れぬ糸
Niceratus Kiotensisが学術,とくに西洋古典文献学関係のメモとか書誌情報とかを細々と記録したりするためのおひとり様インスタンスです……が,卒鳥への動きに伴いもっと自由な運用になってきています.このインスタンスについてもっと詳しく.