「黒」を表すラテン語のaterとnigerはそれぞれ「白」ならalbusとcandidusに対応して,後者は輝きや光沢のある色だから,nigerはその含みが強く出るときには「漆黒の」とかがうまいかもしれないが,逆に「輝きのない黒」を謂ういい具合の日本語は何かあるだろうか.

「漆黒の」に対して「暗黒の」を使い分けるとよさそうだという知見を得た.

近江源太郎監修『色々な色』を開くと,黒周りの語彙としては他に,消炭色,墨色,煤色,燻色(ふすべいろ),橡色(つるばみいろ),濡烏などいろいろでてきた.墨色や煤色あたりは使い勝手がありそう.

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この本,個人的な思い入れを差し引いても,各種の色名を分野ごとに分けて説明(文学作品からの引用服務)し,由来になったものの写真を豊富に収め,CMYK値付きの色彩索引もついているのでとても便利.

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Ariadna

ふんふん~♪